私は、いわゆる「性一性障害」の当事者です。 男性として生まれてきましたが、心の「性」と一致せず、今は女性として日常を送っています。

女性として生活をするようになって２０年以上が経ちましたが、親元にいる１０代までは、男性として生活していました。 家族の期待に応えるため、周囲と調和するため、女性である自分を隠し、偽って日々を過ごしていました。

当時、それが特別に苦しいとか、辛いと思ったことはありませんでした。 なぜなら、自分を偽ることにすっかり慣れて、それが本来の自分の姿だと思うようになっていたのです。

でも、今こうして本来の自分を取り戻してみると、あの頃はやっぱり慢性的な息苦しさを感じていました。

そして、周囲との調和を優先しているせいで、自分が好きなことや、望んでいることが分からなくてなっていました。

私ほど自分を偽った経験のある方は、そうたくさんはいないでしょうけど(笑) 人はそれぞれ、育ってきた環境の中で、周囲からの期待に応えるため、調和するために、自分を偽ることをおぼえ、自分を見失ってしまうことがあると思います。

「占い」というと、まだ見ぬ未来を見通したり、誰かの心を知るためのツールとして捉える方が、多いかもしれませんね。

たしかに占いはそのような神秘的な魅力もありますが、「本来の自分を取り戻すため」のツールでもあることの方が、重要だと思っています。

中でも、ホリスティック数秘術は、本来の自分を取り戻すために最強のツールになるはずです。

私は占い師としてご相談を受ける際、タロット・リーディングをメインに鑑定をしてきましたが、タロット・カードのリーディングには、数秘の知識が不可欠です。 そのため、これまでも数秘術を学び、活用してきましたが、ホリスティック数秘術を取り入れることで、より相談者を理解し、寄り添ったアドバイスができるようになりました。

これまで望みがなかなか叶わず「私の人生イマイチ」だと感じていたなら、それは本来自分を見失っていたからなのかもしれません。

あなたが本当に幸せを感じるのは、どんな時か？ 本当に望んでいることは、なにか？ それらを、知らずに、真に幸せな未来はありませんし、運命の相手とのパートナーシップも築けないと思います。

まずは本来の自分を理解し、受け入れることからはじめてみましょう。